子どもたちにクライミングを!

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登ることは脳を鍛えること

“例えば木登りは、バランスや姿勢などに関する情報が脳に送られ鍛えられるとのこと。枝や梁の上でバランスを保つことで、固有感覚スキルが磨かれ、その際脳は直接目で確認しなくても、手足をどこに置けばよいのか感覚的につかめるようになる”そうだ。

クライミングは危険か?

ならばクライミングはどうか?下から見たホールドやスタンスを確実に捉えていく、手順を記憶しながら少しづつ登っていく。全く同じではないか!”木登りや裸足での駆けっこ、四つん這いなどをすると、日常的に使う作業記憶(電話番号や道順、買い物リストなどの記憶)が50%もアップすることが、米ノースフロリダ大学のRoss Alloway博士らの調べで明らかに。”との記述もある。

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クライミングは危険。そんなイメージを持たれる方もいるだろう。しかしつるべ式に登るトップロープシステムのクライミングはほぼ事故とは無縁だ。交通事故は毎日起きているが、クライミングの事故は年間でもあるかないかという程度だろう。
クライミングの効果

公園の木々は子どもたちが届く高さの枝は取り払われ、登ることを拒絶している。高さのある遊具が危険との理由で撤去されている。マンションに住む子どもたちの高さに対する恐怖心の欠如も問題視されている。

高いところが怖いのは当たり前だ。落ちればケガをするし、最悪死にいたることもあるのだから。高所に対する恐怖心というのは自己防衛本能でもあるのだろう。この高さに対する恐怖心を持ちながら行うクライミングは真剣さも増すから、集中力がないといわれるお子さんでも集中せざるをえない。
また明確なゴールがあるクライミングは、短期間で目標設定から到達というプロセスを満足感をもって経験できるというのはポイントだ。最初はクライミングシューズなんてなくていい。とりあえず怖い!と思うところからはじめてみよう。

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